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第一生命保険株式会社(社長 渡邉光一郎)では、当社の情報システム子会社である
第一生命情報システム株式会社(以下「DLS社」と言います)にシステム開発・保守・運用に関する
業務の委託を行っております。この度、DLS社が当社のシステムセンター内において保管している、
保険金・給付金のご請求に関わるお手続き書類を収録した情報記憶媒体(バックアップ用磁気テープ、
以下「磁気テープ」と言います)を2本紛失したことが判明いたしました。
当社およびDLS社では、大量のお客さま情報を管理する者として、お客さま情報を厳格に
管理するとともに、取扱いの際には細心の注意をもって丁寧に行うよう繰り返し職員に教育を
徹底してまいりましたが、このような事態を招き、ご契約者様ならびに関係者の皆様に
多大なるご心配をお掛けしたことを心より深くお詫び申し上げます。
当社及びDLS社は、今回、機微情報を含む大量のお客様情報を紛失した事態を重く受けとめており、
今後、同様の事態が発生することのないよう、再発防止に努めてまいります。
なお、現在までのところ、本件に関するお客さま情報が不正に利用された事実は確認されておりません。
本件に関する情報はシステム障害などに備えるためのバックアップデータですので、
本件によるお客さまに対する保険金・給付金のお支払い業務に影響はございません。
また、今後ご請求をいただく際にも、お支払い自体に影響はございません。
1.紛失した情報記憶媒体および当該媒体に収録していたお客さま情報の内容
(1)紛失した情報記憶媒体
バックアップ用磁気テープ2本
(2)上記の磁気テープに収録していたお客さま情報の内容
1 2012年10月25日から同年11月16日までにご請求いただいた、保険金・給付金のご請求に関する
お手続き書類を画像で収録したデータです。
2 当該データに含まれる主な情報としましては、お客さまの氏名・住所を含む「当社作成書類」や、
お客さまの氏名・性別・生年月日およびお客さまの医的情報を含む「診断書」です。
3 情報総数は、39,585名分(被保険者ベース)です。
※紛失した磁気テープのデータを読み取るためには専用の機器が必要であり、
社外で第三者が容易に読み取ることはできません。
3.判明の経緯および調査状況
1 2012年11月中旬に、DLS社が当社システムセンターにて、当社の保険金・給付金お支払い事務を
進める過程で作成されるお手続き書類の画像データをバックアップするために、今回紛失した
磁気テープへの記録を行いました。
2 2012年12月下旬の年末一斉保守の中で、システム機器の停止作業、サーバーに装填していた
磁気テープの取出し作業を行い、取り出した磁気テープを保管庫に移しました。この際、
今回紛失した2本の磁気テープも取出しの対象となっておりましたが、当該2本のみ保管庫への
入庫が行われておりませんでした。
3 2014年2月中旬に、保管している磁気テープの定期的な所在確認により、磁気テープの紛失が
判明いたしました。磁気テープ紛失の判明後、当社システムセンター内の捜索を行いましたが、
現時点で発見にいたっておりません。
4 当社システムセンターでは、外部持出しを検知するセキュリティシステム(注)を導入しておりますが、
今回紛失した磁気テープが社外に持ち出された形跡はございませんでした。現時点では、
システム機器撤去に伴う一連の作業工程において、同センター内にて紛失した可能性が高いと
考えております。なお、当社は磁気テープ紛失の事実を所轄警察署に届出しております。
(注)ICタグ装着とセンサーによる持出し検知、および異常検知時の出入口(セキュリティエリアは二重扉)の封鎖、
監視カメラによる録画、24 時間常駐の警備員による警備、システムセンター退館時の
バッグの中身の確認、セキュリティーエリアへの入室制限および手荷物持込の禁止
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