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本日(3月5日)朝日新聞朝刊にて、「ガレキとラジオ」について「震災記録映画でやらせ」
という報道がありました。
「ガレキとラジオ」の製作は、3.11後に南三陸町に生まれた災害FMラジオ局「FMみなさん」を通じ、
町が再生へ向かおうとしている姿を、震災を振り返るために残したいという想いで始まりました。
地元の皆さまのご賛同を頂き、撮影スタッフは自分たちで調達した車に泊まり込み一年近く
必死でラジオ局を撮影しつづけました。
ご出演頂く候補の皆さんにお話をお伺いし、その中でとある方に出会い、その方から
避難生活のさみしさを伺いました。しかしながら、その方は「FMみなさん」の電波が届かない地域に
お住まいでしたので、ラジオ番組を録音したCDを提供し、聴いて頂いておりました。
当然、ご本人、ご家族の了承を頂き、撮影を行いました。映画の公開後も、その思いがけぬ広がりを
喜んでくださっていましたが、現在はご心労をおかけしておるとのことを、大変申し訳なく思います。
以上は、ドキュメンタリーとして許される範囲の「演出」として考えておりました。
しかし、それがドキュメンタリーを逸脱したものだというご指摘は真摯に受け止めたいと思います。
2012年8月の映画の公開後、多くの皆さまから自主上映会を行いたいという声をいただきました。
私たちはできることであれば、今後も、「映画で東北を知る支援」の活動を継続していきたいと願っています。
このたびは、お騒がせ致し誠に申し訳ございません。
何卒、本映画の趣旨をご理解頂けますよう、心からお願い申し上げます。
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