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カブリ数物連携宇宙研究機構の研究者が運用する観測データ解析用の計算機への外部からの
不正アクセスが発見されたため、2014年1月27日、機構は被害拡大防止の為計算機を停止し、
ネットワークから切り離しました。
この不正アクセスにより、この計算機のユーザ認証情報が取得された可能性があることが分かりました。
この情報を使って、国立天文台等、外部の研究機関へアクセスが試みられたことが分かり、
直ちに関係各機関の担当者に連絡し対処して頂きました。この計算機には個人情報は
格納されていませんでした。また研究データの喪失もありませんでした。
現在、被害状況及び影響範囲の調査を行うとともに、セキュリティ強化を含めた
再発防止策を検討しています。
研究者の皆様、関係機関の皆様にはご迷惑をおかけしますが、ご協力をお願いいたします。
追記:質問とその回答
2014年2月4日
Q:「研究データが閲覧可能になっていた」と報道されているが、誰でも閲覧可能な状態にあったのか。
A:いいえ。不正なアクセスによりログインに成功した者のみが研究データを閲覧可能でした。
2014年2月4日
Q:「国立天文台等、外部の研究機関へアクセスが試みられた」とあるが、
具体的にはどこへのアクセスがあったのか。
A:カブリ数物連携研究機構の調査から国立天文台など4研究機関へのアクセスを試みた形跡がみられ、
これらを含む関係機関の担当者に連絡し、対処を依頼しました。具体的な被害が認められなかった
研究機関については機関名を非公開とさせていただきます。
2014年2月4日
Q:復旧までの間、大量の計算を用いた研究はできないのか。
A:いいえ。他の計算機を用いて研究を進める事はできます。
しかし、復旧までの間、計算の速度が低下するのは避けられません。
URLリンク(www.ipmu.jp)