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「激烈にわいせつ」な地上絵の保全に5億円の寄付集まる─生態系保護や地上絵研究にも活用へ | ARTnews JAPAN
2026.02.04
TEXT BY GEORGE NELSON
イギリス・ドーセット州に残る謎の古代遺跡、サーン・アバスの巨人。周辺の土地の売却により開発の懸念が高まる中、国際的な募金活動が5億円超を集め、遺跡の保護が実現することになった。
イギリス南西部の巨大な裸像「サーン・アバスの巨人」。Photo: Getty Images
イギリスで最も謎めいた古代遺跡の一つ、サーン・アバスの巨人を保護するための募金活動が国際的な支援を集め、遺跡への関心の広がりを示した。
ドーセット州の丘陵地帯の下に隠れている石灰岩を露出させて描いたとされるこのヒルフィギュアは、高さ180フィート(約55メートル)に及ぶ。この巨人の地上絵は、35フィート(約10メートル)の勃起した男性器を含む姿によって、圧倒的な存在感を放っている。
歴史的建築物の保護を目的としてイギリスで設立されたナショナル・トラストは2月3日、遺跡周辺の土地を購入するための目標額253万ポンド(約5億4100万円)に到達したと発表した。寄付はオーストラリア、日本、アイスランドなど20以上の国から寄せられ、国際的な関心の高さを裏付ける結果となった。集められた資金は、遺跡の一般公開の維持、地域の野生生物の保護、さらに遺跡の起源を探る考古学的研究の支援に充てられる。
この募金活動は、遺跡周辺の土地138ヘクタールが売りに出されたことを受けて開始された。これにより、住民や保護団体の間で、開発の可能性や立ち入り制限などの懸念が高まっていた。ナショナル・トラストは土地の購入資金のうち220万ポンド(約4億7000万円)を自己資金、助成金、そして遺贈でまかない、残りの33万ポンド(約7000万円)をわずか60日間で一般から募った。
イングランドの民間伝承と結びついているサーン・アバスの巨人には、何世紀にもわたってさまざまな説が唱えられてきた。
(略)
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