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2024/7/26 07:41
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ブラジル政府は25日、第二次大戦中に日本人移民を「敵性外国人」とみなして居住地から強制退去させた「サントス事件」と、戦後の動乱に伴うアンシエッタ島での収監について公式に謝罪した。日本人移民迫害を巡るブラジル政府の謝罪は初めて。人権・市民権省の恩赦委員会が審議していた。
ブラジル沖縄県人会が謝罪を求めていた。恩赦委は政府の諮問機関。戦後の軍事政権下で起きた政治的迫害を主な審議対象にしているため、戦中の事件について謝罪するのは異例。
連合国側についたブラジルは1943年、南東部サンパウロ州サントスで敵国人として日本人移民ら約6500人に自宅からの立ち退きを迫り、収容所や内陸の居住地に送り込んだ。サントス事件と呼ばれ、対象には沖縄県出身者が多かった。