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>>129
「米英挑戰の眞相」毎日新聞社 大東亞戰爭調査會編 昭和18
大東亞戦争にはオランダの如きもその渦中には入ったが、正直にいえば、日本とアングロサクソン民族との争であり、
もっと極端にいえば、日米戦争であるといっても差支えない。
何となれば、オランダの地位は米英の属国にも等しきものであり、英国は外相イーデンが議会に於て発表したように、
日米会談に際しては凡てを米国に白紙委任をしたくらいに、対米依存の態度をとっていたからである。
従って大東亞戦争の遠因を見れば、英国の東洋経略の歴史も重要な一因であることはいうまでもないが、
米国の太平洋上の覇権確立という根深い野望が、最も直接のものとなっている。
つまり歴史的には英国の方が先口ではあるが、最近には米国の方が主動的地位を為しているところの、
いわば一連の英米の合作、アングロサクソン民族の東洋侵略がそれだと見ることが出来よう。
19世紀以来の世界の動向は、大体に於て西力東漸の傾向を示し、為に東洋諸国は或いは領土を失い、
甚だしきはその独立をすら喪失し、悉く欧米諸国の領土的帝国主義の犠牲になった。