19/10/23 04:52:52.72 CAP_USER.net
「“代替解決策“は加害者に罰をあたえるのでなく、被害者の傷を修復することに焦点を当てている。大学の担当者によれば、『加害者が被害者の傷や損害を認識し、理解するには、何を見聞きし学ぶ必要があるか』を考えることから始めるのだ」と「ヴォックス」は報じる。
その結果、行われる対策はさまざまだ。
元加害者のなかには「性的同意と健全な関係」を専門とするセラピストからマンツーマンのワークショップを受け、心を入れ替えた者もいるという。あるいはアルコールや薬物に関する教育を受け、性被害と神経生物学の関連性について学び、そのうえで傷つけられた人間がどんな思いをするのかを訴える声明文を読んだ者もいた。
そんなニュージャージー大学では現在、性的な暴行などによって大学にサポートを求める学生の約半数がこの「代替解決策」を選ぶという。そしてこれは、大学における性犯罪のストッパーにとどまらない。「女性の5人に1人、男性の71人に1人がレイプを経験するこの社会が抱える問題を解決するのに役立つはずだ」と大学は語る。
ところで「ロサンゼルス・タイムズ」によれば、前述のオンライン調査において、約半数が「所属する大学は被害を真剣に扱ってくれることを信じている」と答えた。しかし、レイプ被害を実名で公表したシャネル・ミラーの母校であるスタンフォード大学に限っては、「公正な判断を下してくれると信じている」と答えた学生は29％のみ。同大学におけるTGQNの学生はさらに懐疑的で、19％にとどまったという。
大学生のおける性犯罪は、日本でも後を絶たない。被害が届け出されない案件もあるだろう。学生たちの被害を受け止める機関がどうあるべきか、今一度考え直すべきなのかもしれない。
・Survey finds evidence of widespread sexual violence at 33 universities
URLﾘﾝｸ(www.washingtonpost.com)