15/01/18 02:24:33.91 uQ0LA1VRk
>>6より
だが来日して1年がたつころから歯車が微妙にずれ始める。
ブラジルに残った夫が愛人を作り、仕送りを使い込んだ。夫婦関係はこれでついえた。
連日の重労働はハヤシさんの身体もむしばんだ。来日から数年後には手のひらに痛みやしびれが出る
「手根管(しゅこんかん)症候群」に。両手の手術を余儀なくされ、重い物が持てなくなった。
上司との折り合いも悪く、10年以上勤めた工場を辞めた。
貯蓄を切り崩す生活にも限界があり、18年から月に約10万4千円の生活保護を受給。
体を酷使する仕事は医者に止められ、今は在日外国人の生活支援に取り組むNPO法人でポルトガル語の通訳を務める。
収入は多くても月に約2万円。自立できる金額ではない。
「私が日本人なら怒る」
子供たちは母国でそれぞれ結婚し、新たな家庭を築いた。娘は「一緒に暮らそう」と言ってくれたが、
ブラジルには戻らない。「通院が必要な私が帰れば、経済的に迷惑をかける」
外国人の受給に批判があることは知っている。「私が日本人なら怒るだろう」。
だが「自分には理由がある」と反論した。もう若くも健康でもない。故国に帰る場所も-。
外国人受給者7万人超え、10年前の倍
外国人は生活保護を受ける人が急速に増加している。厚生労働省の最新の調査(平成23年)では
外国人受給者は4万3479世帯、月平均で7万3030人に上る。
10年前からほぼ倍増し、ここ数年の伸びは年に5千世帯のハイペースだ。
国籍別では韓国・朝鮮人が最多。国民年金に加入していなかった在日韓国・朝鮮人の
「無年金世代」が高齢化しているのが最大の要因だ。
大阪市では23年の外国人受給者(1万869人)の約9割を占めた。
伸び率が急速なのは、1980年代以降に来日したフィリピン、
中国、ブラジル人らの「ニューカマー」と呼ばれる人たち。
東海地方で自動車などの製造ラインを担っていた日系人らの多くがリーマン・ショック後に失業、生活保護に駆け込んだ。
>>8以降に続く