声優・速水奨が考える“イケボ”ではなく“いい声”の本質「思考が言葉に乗って、その言葉が正しく相手に伝わってこそ」 [ひかり★]at MOEPLUS
声優・速水奨が考える“イケボ”ではなく“いい声”の本質「思考が言葉に乗って、その言葉が正しく相手に伝わってこそ」 [ひかり★] - 暇つぶし2ch1:ひかり ★
25/08/12 07:16:58.26 dIuomOhr.net
8月8日公開『映画クレヨンしんちゃん 超華麗!灼熱のカスカベダンサーズ』で声優を務める速水奨さんにインタビュー! マサオくんへの意外な共感から、自身が「イケボ」と呼ばれる是非についてまで、真摯に語ってくれました。



―ところで、ディルは筋骨隆々の体に見合った、見る者の内臓に響く低音ボイスをしていて、さすが速水さんは“イケボ”の代名詞だなと改めて思いました。速水さんご自身は、“イケボ”と呼ばれることについてどう思いますか?

速水 僕は新人に教えることもあるんですが、“いい声”というのは“いい音”とちょっと違っていて、“いい声=いい言葉をちゃんと喋れる人”だと思っているんですね。音だけだと“いい”というふうにはならないんじゃないかと。思考が言葉に乗って、その言葉が正しく相手に伝わってこその“いい声”だと思っています。

―なるほど。単なる“声がいい”だけではないと。

速水 だから“イケボ”という概念は、ごく肉体的な一面を切り取っているように感じてしまい、どうなんだろうとは思っています。それに、女性が感じる“いい声”と男性が感じる“いい声”って、違いますよね。男ってワイルドだったり硬質な男らしい声を“いい声”と捉えると思うんです。たとえば、三船敏郎さんとか。

―ちょっと野獣味がある。

速水 そうですね、野獣味というか野性味というか。たぶん2000年代に出てきた“イケボ”って、恋愛シミュレーションゲームに登場する優しく語りかけてくれるキャラクターが発祥かなと思いますが、だからなんだかちょっと作られた感がある気がしているんです。

―たしかに、説得力があります。

速水 ただ、先日『声優談子』(テレビ朝日系、7月1日放送回)で井上和彦さんと共演して、「イケボの2人をフィーチャー」といった企画に出させていただきまして。番組内で「いい声の声優さんは?」と問われて、僕は津田健次郎くんを挙げたんです。

―津田さんですね! やはり“イケボ”という代名詞で語られることもある声優さんです。

速水 僕は津田くんがデビューしたころから知っていますが、ずっと“いい声”だという認識はありませんでした。それが、3年くらい前に彼がドラマで犬の声をやっていたことがありまして。

―ドラマ『ナンバMG5』(フジテレビ系)で、柴犬の声を担当していましたね。途中までクレジットが「???」と伏せられていて話題になりました。

速水 犬が人間の言葉をしゃべるって、ありえないシチュエーションじゃないですか。犬の顔で人の声を出しているからこそ、いろいろなものを取っ払って、“いい声”だけが強調されているように感じました。それから「津田くん、いい声じゃないか」と認識するようになって、最近アニメ『チ。―地球の運動について―』(NHK総合)でも一緒になりましたが、そこでも改めて「いい声だな」と実感しましたね。

URLリンク(news.yahoo.co.jp)


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