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石井万寿美まねき猫ホスピタル院長 獣医師
12/10(火) 8:01
12月8日の朝にテレビアニメ『プリキュア』の第21作目となる『わんだふるぷりきゅあ!』第44話「たくさんの幸せ」が放送されました。
ペットの寿命という“死”を描き、Xでは関連ワード「ペットの死」「寿命問題」がトレンド入りするなど、大きな反響とORICON NEWSが報じています。
筆者はがんの子を多く診察していて「ペットの死」と隣り合わせで生きています。そんな臨床獣医師である筆者が、ペットの「死」と「寿命」について解説していきます(ネタバレあり)。
テレビアニメの『わんだふるぷりきゅあ!』で高齢犬を描く素晴らしさ
犬の平均寿命は約15歳といわれていますが、登場する犬・フクちゃんは18歳(人間の年齢に換算すると80歳以上、劇中では88歳)という高齢犬です。
フクちゃんは加齢による足腰の衰えが描かれており、飼い主のお鶴さんにカートに乗せられて動物病院に通っています。
犬は年を重ねたり病気になったりすると、ずっと自分の脚で歩くのが難しい子もいます。しかし、こうした現実を理解できず、
「犬なら自分の脚で歩くべきだ」とカートに乗る犬を非難する人もいますが、このような事情がある子もいるのです。
さらにフクちゃんを見ると、オムツをしており、目が白っぽいことから白内障も描かれているのでしょう。人間と同じように、犬も年を取ると介護が必要になる場合があります。
このような女児向けアニメで重くならずに、きちんと「犬の老い」を描いている点が素晴らしいと思いました。
幼い頃からこのようなアニメを通じて、「犬は命ある存在」であり、「ぬいぐるみではない」と示すことは、ペットを飼う責任を理解するうえで非常に重要です。
URLリンク(news.yahoo.co.jp)
フクちゃんが死を迎える瞬間