17/01/16 12:26:08.33 UaKL+ZMn.net
映画館に年20回以上行くアニオタ(京アニ信者/元押井信者)の兄に感想を聞いてみた。
・「君の名は。」
…お茶漬け的にさらさらと観れる。デートムービー向け。オタ的に衒学的に語りたかったら、エヴェレットの多世界解釈とかググられたし。
２回観に行ったが、客席を見ると10代後半～20代前半とおぼしき女子のみ泣いて感動していたのが印象的。内容について特に語ること無し。
何も考えないで楽しむのが吉。新海作品は昔から追い掛けているけど、これは新海作品なのか？プロデューサーの川村さんの作品なのでは？
・「聲の形」
…原作未読。作画・音響の凄さついては流石は京アニ！と思う。が、“コミュニケーションの難しさ”にテーマを絞り込んだのは理解出来たが、
悪い意味での総集編臭さと掘り下げ不足が目に付く。前後編でやるか、ＴＶシリーズ化すれば尺は足りると思うが、興収、利益、テーマを考えると
有り得ないか。客席の年齢層は「君の名は。」より高め。「響け！ユーフォニアム」の総集編では無い新作とか、次回作はそういうのやってよ。
・「この世界の片隅に」
…原作未読。アニメの技法を生かし、浦野（北條）すずさんという女性の半生を描いた話。“戦争もの”のジャンルに分類されているようだが、
“日常もの”だと思う。すずさんの日常の中に戦争が入り込んでしまった形。原作は未確認だが、アニメ版に政治臭はほぼ無い。観る人の政治思想・
背景で“反戦”でも、“軍事力があるから国民の生活は守られる”でも、どうにでも取れよう。客席はアニメ映画としては珍しく老齢者が多かった。
・「シンゴジラ」
…「エヴァンゲリオン」を特撮にするとこうなるのかな？会議、会議、会議とひたすらに会議が延々と描写されるので、ゴジラが暴れ回るのを観たかった客
には退屈だったろうし、不評だろう。外国でもウケは悪いだろうね。日本の有事法制への皮肉も込められていると思うが、防衛出動ではなく鳥獣駆除だと思う。
客層は年齢も性別もまちまちだったが、連れて来られた（付いて来た？）お子様たちの暇そうな、退屈そうな顔。客席を走り回りそうになってたのには参った。
こんな感じ。