04/12/04 15:45:12 .net
初めてのノートPCは、PC-9821La13。職場と自宅を往復できるPCが欲しくなって、多少選定に迷った(NECの98シリーズのメリットがなくなりつつある時期だった)ものの、決断。
店頭で指名買い。外付けCD-ROMドライブと合わせて、35万くらいだった。
マウスを繋ぐためにポートリプリケーターは常に付けてたから、A4みたいなサイズで持ち運んでた。
標準でバッテリーを2個内蔵し、約1.8キロの重量ながら5時間くらい動く。軽くしたければバッテリーを1個にすればいい。なかなかの炯眼だ。
リターンキーの右にもいくつかのキーがあって(Rollupとか)、これは使い始めてから1年経っても慣れなかった。
インターネット黎明期だったせいかモデムも内蔵してなくて、PCカード型のモデムを挿して使ってた。
変に安っぽいボディも結構頑丈で、1メートルほどの高さからコンクリ床にダイブさせたときも、少し傷が付いただけだった。
使い始めて1年ほど経ったころ、「キーボードに不満はあるけど、このまま壊れるまで使い続けたいなぁ」って思ってた。
別れは、それからすぐに訪れた。
狭いデスクでいじってて、キーボードに水をこぼした。あわてて電源断。逆さにして放置。
数時間後、おそるおそる電源を入れたら動いたから、すぐに外付けHDDを繋いでデータを救出した。
次の日、もう電源は入らなかった。漏れの対応の悪さがLaを殺した。でもLaは、最後の力でデータを救ってくれた。
それから何台かのノートPCを渡り歩いてきたけど、壊れたLaはまだ手元に残してある。
時々蓋を開けて、キーボードを触ってみたりする。返事はもちろん来ないけど、たぶんこいつを捨てることはないと思う。