07/03/12 07:33:21 0.net
>>458
出版関係のコストは不透明で調べてもまともな資料がないんだよな。
製造業なんかでは当たり前に株主に公開される詳細な収支報告も
出版関係ではどんぶり勘定にした総計報告しかなされない。
なので以下は具体的数字ではなくて、ぐだぐだな傾向の話。
コストの要因は
・返本(巡り巡って出版社に戻されてくる売れ残り)
・印刷、製本
・在庫(倉庫)
あたりが大きいらしい。
取次の出している「平均返本率40%超」という数字がトータルでのコストを物語っていると思う。
この数字に実態は返本率ほぼゼロの人気タイトルと返本率90%超の八割方のタイトルに二分された結果らしい。
ちなみにAmazonから取次への平均返本率は一桁%だそうだ。超優秀。
出版社の財政を圧迫しているのは不良在庫なのだそうだ。
在庫商品というのは「売れればお金になる」ものなので財産と見なされて税金がかかる。
倉庫自体も広大な面積と人員を必要とする上に流通拠点に置かねばならないのでやはりお金がかかる。
本の値段自体は流通・在庫コストの低い電子出版でも安くする必要はないと思う。
小説なら文庫相当、マンガも紙出版物と同じ値段でいいかと。
コンテンツの適価というのは提供コストが