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>>191 (続き)
明治政府が琉球王国を併合した琉球処分、日本本土を守るための「捨て石」とした沖縄戦、日本の独立と同時に切り離した米軍統治。
そうした歴史を経てなお、沖縄の日本復帰から半世紀が過ぎて、国土の0・6%に、国内の米軍専用施設の7割を集中させている。
どんな迷惑施設を押しつけてもかまわない。基地に慣れているから。沖縄だから―。沖縄に対しては普通の人たちが平気で
ムチャな考え方をする。日本本土の人たちには「沖縄=2級の国土」という意識があると言わざるをえません。
かつては自民党の政治家にも、歴史への負い目があり、沖縄ととことん向き合いました。今は全く知らない、知ろうともしない
世代が台頭しています。
私は1994年から約10年間沖縄に住みました。「帰りそびれた観光客」であり、「勝手に特派員」となって、本土の人たちが
知らない沖縄を伝えてきた。沖縄がかわいそうだからでも、沖縄のためでもない。弱者に負担を押しつけて、強者が利を得て、
平然としている。そんな日本という国がみっともないからです。
30年、沖縄を発信してきて、僕はこのままでは終われない。これまではインタビュアーやウォッチャーだったけれど、抽象論を
書いても変わらないならと今回は、辺野古に行った。次のアクションは何か。それが、工事車両が行き交うキャンプ・シュワブの
ゲート前に座り込むということなら、初めて座ってみようとも思っています。
(終り)