24/04/15 21:52:57.25 +voRYa1f0.net
4月6日(土)朝日新聞東京版朝刊オピニオン面・多事奏論
編集委員 高橋純子 「憲政の神様」の批判精神 閥族政治の奴隷になるのか
そうだ。困った時の神頼み、いっちょ尾崎に会いに行ってみるか―。
醜態の見本市のごとき日本政治に鬱々としていた先日下旬、米ワシントン・ポトマック河畔の桜が満開との報に触れ、
ふと思い立った。桜の苗木が贈られたのは1912年、送り主は当時の東京市長・尾崎行雄(1858~1954)。
第1回選挙から衆院議員に連続当選25回を誇り、立憲政治の擁護に尽くした「憲政の神様」である。
都心から電車とバスに揺られて約2時間、神奈川県相模原市立「尾崎咢堂記念館」に入ると、受付の石谷さん(名札にそうある)が
歓待してくれた。「あまり人が来ないんでね、寂しいんですよ」
手づくり感あふれる展示をながめ、偉人と変人は紙一重だなと改めて思う。
(続く)