産経抄ファンクラブ第301集at MASS
産経抄ファンクラブ第301集 - 暇つぶし2ch59:文責・名無しさん
24/02/23 10:08:58.54 m0/kZept0.net
2月23日
 インドネシアは天災の多い国として知られる。中でも豪雨や津波がもたらす水害は深刻で、国会はすでに、洪水の多いジャカルタからの首都移転を決めている。治水は古来、同国の為政者にとって腕を問われる課題であり続けた。
▼ジャカルタ北部で見つかった5世紀のものとみられるトゥグ碑文には、当時の王朝による大がかりな治水事業が刻まれている。国王の命により3週間で全長約22キロの水路を掘削、その落成式では「千頭の牛が献納された」とも書かれているという。
▼きょう64歳の誕生日をお迎えになった天皇陛下は、水に関する研究に打ち込まれてきた。トゥグ碑文には前からご関心があり、昨年6月にインドネシアを訪問した際は、国立博物館で熱心にご覧になった。やはり水害に泣かされてきた日本の歩みを、想起されたのかもしれない。
▼水は神からの授かり物―とするかの国の自然信仰は、配水をつかさどる日本神話の天之水分神(あめのみくまりのかみ)と国之水分神(くにのみくまりのかみ)に重なる。稲作が盛んな点も、水を介したうれしい共通項である。リゾート地として名高いバリ島の棚田は「神様の階段」と呼ばれている。
▼陛下は昨年、「水と災害」をテーマにした国連の会合でビデオによる基調講演をなさった。水の問題を知ることは海外の社会や文化の理解につながる―。21日の会見ではそう述べられてもいた。これからも水が取り持つ縁を大事になさり、国際親善を深めていかれることだろう。
▼天皇、皇后両陛下は能登半島地震の被災地訪問を望まれている。被害を受けた方々にとっては、どれほど心の支えとなることか。国民と苦楽を分かち合うことを旨とされる両陛下のお心遣いに、こんな言葉を思い浮かべてみる。干天の慈雨。優しい水である
URLリンク(www.sankei.com)


次ページ
続きを表示
1を表示
最新レス表示
レスジャンプ
類似スレ一覧
スレッドの検索
話題のニュース
おまかせリスト
オプション
しおりを挟む
スレッドに書込
スレッドの一覧
暇つぶし2ch