産経抄ファンクラブ第301集at MASS
産経抄ファンクラブ第301集 - 暇つぶし2ch179:文責・名無しさん
24/03/07 13:26:01.93 VxP/gNvD0.net
3月7日

 米第26代大統領のセオドア・ルーズベルトは、1904年にボクシングで目を打たれて視力が落ちた。左目が失明するのはその4年後、大統領の在任中である。周囲に悟られぬように振る舞ったため、知っていたのは数人という。

▼『アシモフの雑学コレクション』(新潮文庫)から引いた。小さな弱みが政敵に攻撃材料を与え、外国の侮りを招く。先日、バイデン大統領が受けた健康診断の結果が公表され、「体調は良好」とあった。当然といえば当然だが、身のこなし一つにも気を抜けない仕事だろう。

▼大統領選に向けた序盤戦の山場「スーパーチューズデー」を終え、4年前と同じ民主党のバイデン氏と共和党のトランプ氏による争いがほぼ確実になった。秋の投票日時点でバイデン氏81歳、トランプ氏78歳。史上最高齢の2人による争いである。

▼そこに加えてバイデン氏は記憶力や認知機能の衰えが指摘され、トランプ氏は自身の刑事訴訟などが足かせとなる恐れもある。少なからぬ不安材料を抱えた2人が民主主義陣営のリーダーの座を争う点でも、今年の大統領選は異例というほかない。

▼「もしトラ」という言葉が警戒感を帯びて巷間(こうかん)を飛び交う。もしトランプ氏が大統領になったら―。極端な「米国第一主義」やウクライナ支援への影響など、多くの懸念が示されてはいる。わが国も外交チャンネルの準備が必要になろう。さりとて、外交の指針がぶれても困る。

▼「ウクライナは明日の東アジア」(岸田文雄首相)との視座に立ち、なすべき支援をなし、国の守りを固める。国際政治の主要プレーヤーとして、毅然(きぜん)と振る舞うほかない。こちらの足腰の弱りを強権国家は待っている。日本も米国も老け込んでいる暇はない。


URLリンク(www.sankei.com)


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