産経抄ファンクラブ第298集at MASS
産経抄ファンクラブ第298集 - 暇つぶし2ch978:文責・名無しさん
23/08/30 06:09:44.78 2qJXStX00.net
中国、「ご苦労さま」
職場の宴席で司会を務めた折、赤恥をかいたことがある。上司から「足しにしてよ」と封筒を預かり、「ご寸志を頂きました」と大声で触れ回った。座の酒興が一瞬にして冷めたのは言うまでもない。正しくは「ご厚志」である。
▼大修館書店の新刊『無礼語辞典』(関根健一著)を開き、汗顔の記憶がよみがえる。【寸志】。もらう側が言うのはおかしい―と、ばっさりやられた。誤用の大半には、しかるべき言い回しがある。近頃はしかし、皮肉や嘲笑を込めて「無礼語」をわざと用いる手もあるらしい。
▼【ご苦労】。相手をねぎらう言葉は転じてさげすみの言葉にもなる。「そんなにまでする意味がない」と。例えば「処理水」の放出に、中国は異常な数の迷惑電話を寄せてきた。東京電力だけでなく、自治体や飲食店など攻撃対象には見境がない。
▼被害に遭った方々を思うと、痛憤を禁じ得ない。一方で「ご苦労」なことだとも思う。中国政府が半ば野放しにする嫌がらせは、処理水の安全性に腐心するわが国の姿勢を世界に知らしめる契機となった。海洋放出への信頼も時とともに深まろう。
▼中国側にかける言葉は「ご苦労さま」か。不動産市場の冷え込み、若者の高い失業率など、社会にたまる鬱屈と反日行動は紙の裏表とされる。日本が怒りを込めて、処理水の安全性と中国の噓を示すことは大事である。同時に、中国社会の歪(ゆが)みを世界に伝える冷静さも忘れまい。
▼とはいえ日系の工場やスーパーが暴徒に狙われた、尖閣諸島を巡る反日活動も思い出す。放火、略奪、日の丸の蹂躙(じゅうりん)…。まともな国ではあり得ない暴挙が、中国では起こってきた。実に「残念」な国である。【残念】。先の辞典には「婉曲(えんきょく)な全否定」とある。


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