産経抄ファンクラブ第298集at MASS
産経抄ファンクラブ第298集 - 暇つぶし2ch788:文責・名無しさん
23/08/12 08:00:01.64 XM08TL020.net
毎年、終戦の日が近づくと新聞やテレビで、先の大戦の特集記事や番組が目立つ。旧日本軍イコール悪といういささかステレオタイプな描き方が鼻につくが、体験した歴史を風化させず、記憶にとどめようという努力は必要だろう。

▼ただ、忘れてならないのは戦争体験だけではない。「(拉致問題を)わがこととして考えてほしい」。拉致被害者、横田めぐみさんの弟で家族会代表の横田拓也さんは10日、中学生が拉致問題を話し合う中学生サミットで訴えた。現在進行形の人権侵害で主権侵害である拉致問題を、人ごとだと思ってはならない。

▼「愛の対義語は憎しみではなく無関心だ」。ハンガリー出身の米ユダヤ人作家で、強制収容所経験を持つエリ・ヴィーゼルの言葉である。カトリック教会の聖人であるマザー・テレサも、同様のことを述べたとされる。2人のノーベル平和賞受賞者の実感から、無関心の罪深さが伝わる。

▼時の経過に伴う無関心の広がりを防ぐため、政府は拉致問題でさまざまな啓発活動を実施しており、中学生サミットもその一環として初開催された。拉致被害者の救出を願うブルーリボンバッジを着用する国会議員や地方議員も増えており、安倍晋三、菅義偉、岸田文雄の歴代首相も胸に着けている。

▼とはいえ、平成14年の小泉純一郎首相の初訪朝と拉致被害者5人の帰国時に生まれていないか、物心つく前だった若者には、拉致問題に関心を持つきっかけが必要だろう。例えば日本が戦後、いかに外国勢力の悪意に対し無防備な国であったか教えるのはどうか。

▼「日本の憲法は13歳の少女の人生を守れなかった」。安倍氏が指摘しためぐみさんの悲劇は、どの家庭でも起こり得た話だと得心するために。


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