23/07/06 20:07:54.34 YyDFPi0y0.net
先代春蝶は松竹芸能の噺家で
新世界の新花月によく出ていた
釜ヶ崎に近く
雨の日は仕事にあぶれた労働者がよく入った
ここで漫才をやったのが元祖愛国漫才師都家文雄である
流動化最下層の労働者でしかも仕事にあぶれた彼らに向かって
天皇陛下万歳をやったのである
元々野次なんかで品のない客層ではあったが
この漫才には怒りが沸騰
ワンカップの空き瓶をはじめ壇上の都家目掛けて降り注いだ
漫才もそこそこに楽屋に這々の体で逃げ帰った
当代春蝶も元は松竹芸能の所属だった
しかし彼が噺家になった頃はもう新花月は無かった
自分の好みの客層だけ相手にぬくぬくしてたら
落語はうまくならない