産経抄ファンクラブ第296集at MASS
産経抄ファンクラブ第296集 - 暇つぶし2ch739:文責・名無しさん
23/03/18 07:52:23.01 JvBjToLr0.net
3月18日 産経抄 政治

「どんなものを食べているか言ってみたまえ。君がどんな人間であるかあててみせよう」。こう語ったフランスの美食家、ブリア・サヴァランならば、何と形容しただろうか。岸田文雄首相と韓国の尹錫悦(ユン・ソンニョル)大統領が16日夜に東京都内の老舗をはしごして食べたメニューを見たらである。

▼1軒目はすき焼きに稲庭うどん、2軒目はオムライスにハヤシライス、トンカツ、ハンバーグ…。それぞれの分量は不明だが、2人とも健啖(けんたん)家であることは間違いない。それだけエネルギーが必要なのか、概して政治家はよく食べる。

▼四半世紀近く前、政治部に配属されて担当した閣僚は当時50歳代後半だったが、朝食から夫婦でステーキをペロリだった。当時、70歳を超えていた自民党の野中広務官房長官が目の前でフランス料理のフルコースを軽く平らげるのにも驚いた。

▼強烈な印象を残したのは東日本大震災発生から3カ月余の平成23年6月、当時の菅直人首相が一晩ですし店、焼き肉店、イタリア料理店の3軒を食べ歩いたことである。仮設住宅で不自由な暮らしを強いられていた被災者らなど、歯牙にもかけない食欲旺盛ぶりを発揮していた。

▼翌24年11月、首相再登板目前の安倍晋三・自民党総裁が焼き肉店で「ホルモンを『半ナマ』で食べる人は少ないんだよね」と言いながら、次々と焼いてはさっさとほおばっていく姿も忘れられない。人生も記憶も、食とともにある。

▼「すき焼きの後では、誰だって漬物がほしくなり、茶漬けが食べたくなる」。美食俱楽部を創った北大路魯山人は述べたが、政治家はその限りではないようである。岸田首相と尹氏は腹を満たし、胸襟を開いて日韓関係について語り合った夜を、将来どのように振り返るだろうか。


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