産経抄ファンクラブ第296集at MASS
産経抄ファンクラブ第296集 - 暇つぶし2ch718:文責・名無しさん
23/03/17 07:42:10.40 BjsWEUEh0.net
3月17日 産経抄
来日した各国首脳をいかにもてなすのか。外交手段である饗宴(きょうえん)の重要性を、歴代首相のなかで最もよく理解していた一人が、小渕恵三氏である。長く国際報道に携わった西川恵さんが指摘する。小渕氏は饗宴の準備を秘書官任せにせず、自ら気を配った。
▼たとえば、平成11年9月に来日した金鍾泌首相夫妻の歓迎晩餐(ばんさん)会である。料理には高麗人参(にんじん)など韓国の食材を取り入れ、ワインも元首級に出す最高級品をそろえた。招待客は130人に膨れ上がった。1965年の日韓基本条約の交渉以来、日韓関係の土台を支えてきた金氏への感謝を表明する意図があった(『歴代首相のおもてなし』)。
▼韓国の尹錫悦大統領は昨日、就任以来初めての訪日を果たした。会談後には、銀座のすき焼き店で夫人同伴の夕食会に臨んだ後、近くの老舗の洋食店でオムライスを食べた。豪華な饗宴とはとても言えないが、岸田文雄首相は尹氏を軽んじているわけではない。
▼訪日前の読売新聞のインタビューによれば、幼少期の尹氏は、東京の一橋大学で研究していた経済学者の父を訪ね、日本の食べ物に親しんでいた。酒豪で知られる首相としては、焼酎やビールを好むとされる尹氏と肩の凝らない雰囲気で杯をかわし、胸襟を開くのがねらいだろう。
▼金氏の政界引退後、日韓関係は紆余(うよ)曲折の末、前大統領の時代には、戦後最悪といわれるほど冷え切った。現在でもいわゆる徴用工訴訟問題で、尹政権が打ち出した解決策には、世論の強い反発がある。野党は「屈辱外交」のレッテルを貼って政権批判を続けている。
▼それでも韓国の未来のために「反日」を克服しようとする、尹氏の決意は本物か。岸田首相には、それを見極めるもくろみもあるだろう。


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