産経抄ファンクラブ第296集at MASS
産経抄ファンクラブ第296集 - 暇つぶし2ch455:文責・名無しさん
23/02/25 08:26:41.39 jENXWIUa0.net
2月25日 コラム 産経抄

映画好きだった安倍晋三元首相に薦められ、『赤い闇 スターリンの冷たい大地で』を見たのは2年前の今頃だった。ソ連(現ロシア)に赴き、肥沃(ひよく)な大地であるはずのウクライナに潜入した英国人記者が目撃したものは誰もが飢え、家族の遺体まで食べる衝撃的な光景だった。

▼スターリンによる圧政下、ウクライナで収穫された穀物はほとんどがモスクワへ送られた。1932年から33年にかけては、人災的な飢饉(ききん)(ホロドモール)で300万人以上が餓死したという。現在のロシアによる侵略に対し、ウクライナ軍の士気が高い一因はこの記憶ではないか。

▼「(戦争を終結させるには)ウクライナがギブアップすればいいという話には賛成できない」。24日の小紙千葉県版で、ウクライナから日本に避難中のナセドキナ・オルガさんが強調していた。降伏すれば平和と安全が訪れる保証は、ありはしないのである。

▼「1年前、世界は(ウクライナの首都)キーウの陥落を覚悟していた」。米国のバイデン大統領は21日の演説で振り返った。当時は日本政府内でも「いずれウクライナは負ける」(高官)との見方が支配的だった。二度とロシアの支配は受けないというウクライナの決意を見誤っていたのである。

▼その点は大ロシア主義に酔い、兵を進めたロシアのプーチン大統領も同じだろう。早々に片を付けるつもりが、1年たってむしろ押し返されている。安倍氏は昨年4月、「プーチンは、ウクライナのゼレンスキー大統領は逃げ出すと思っていたのではないか」と語っていた。

▼惜しまれるのは、断固として屈服しないという固い意志を、ウクライナが事前に十分発信できていなかったことである。わが国もこの教訓に学ぶ


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