産経抄ファンクラブ第294集at MASS
産経抄ファンクラブ第294集 - 暇つぶし2ch167:文責・名無しさん
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10月8日 コラム 産経抄

「論敵というよりも仇(かたき)のような政敵」。立憲民主党の野田佳彦元首相は9月28日のブログ「国葬に参列しました」で、安倍晋三元首相について振り返った。そのうえで「非業の最期に対して『安らかにお眠り下(くだ)さい』と、弔意を示したいと思いました」とつづる。そんな野田氏が今国会で、安倍氏の追悼演説を担う。

▼10年前、平成24年11月14日の党首討論は鮮烈な印象を残した。民主党政権の首相だった野田氏が突如、「16日に衆院を解散してもいい」と表明したのである。これには野田氏に解散を迫っていた野党・自民党の総裁だった安倍氏も、慌てたそぶりを見せていた。

▼同年12月の衆院選の結果、自民党は政権復帰を果たし、安倍氏は首相に返り咲く。一方、民主党は議席を激減させ、野田氏の大勝負は「独り善がりな自爆テロ解散」(田中真紀子元文部科学相)と酷評される。野田氏は「戦犯」とも呼ばれた。

▼「野田さんは最後に、(解散で)身を殺して仁を為(な)した。現に今、日本経済は立ち直ってすべてうまくいっている」。翌25年7月、外交評論家の岡崎久彦・元駐タイ大使が民主党議員のパーティーで、こんな皮肉なあいさつを述べるのを聞いた。会場に居並ぶ民主党議員や支持者から、ヤジや反発の声は出なかった。

▼「仇」とまでいうのだから、野田氏には安倍氏にたたきのめされたとの思いもあろう。それでも、もっともらしい理屈をつけ国葬を欠席した他の立民幹部らとは距離を置いた。国葬の献花の場面では、ぞんざいな所作が目立つ自民党の元首相もいたが、野田氏は礼節を保っていた。

▼国会がマナーも規則も守られない学級崩壊状態のままでは、子供の教育に悪い。野田氏には恩讐(おんしゅう)を超えた大人の追悼演説を願いたい。


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