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6日付の広島の有力地元紙「中国新聞」投書欄「広場」
平和の鳩 9条重ねる
非常勤職員 桑田 明弘 40歳 福山市
昨年、酉年にちなんだ年賀状を絵を考案しているうちに、平和のシンボルとして親しまれている鳩の文字が浮かんだ。
紛争が絶えない世界を思いつつ鳩の文字を眺めていると、その左偏の「九」が日本国憲法第9条に見えることに驚いた。平和の鳩が、そのまま9条になったかのようだ。
憲法9条を素直な目で見ると、多くの命を失う戦争よりも、さまざまな技術や文化で人類の命を生かす日本のイメージがあることに気が付く。「地球は戦争の星ではないよ」と言われているような気がした。
また、憲法9条の「他国との間の紛争の解決の手段としては、永久に戦争と武力の威嚇や行使を放棄する」の文言は、紛争を武力で解決しようとする未来への警告のように思える。
世界の評価が高い憲法9条の改正で、その鳩が飛び去った後の世界の行方を案じつつ、オバマ米大統領が広島に贈った折り鶴のように、世界の人々に鳩が舞い降りる未来を、と願っている。(了)