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偶然は必然?偶然には意味がある!ユング心理学のシンクロニシティ
ユングの説明では、人間の心は3つの層に分けられると言っています。
1.心の表面に現れている意識
2.意識の下に意識が入り込めない無意識(個人的無意識)
3.個人的無意識の下に集合的無意識
の三層で出来ていると言っています。
その3つ目の集合的無意識は、ユングは精神病院で患者の治療をしている時に、ある神話で発見されたそうです。
ある一人の患者が頭をふって奇妙な行動をしていたので、「何をしているの?」と聞くと、「太陽にシッポがぶら下がっているでしょ。私が頭をふると、あのしっぽが揺れて、それが風を起こすんです」と
ユングは、何か意味があるのだろうと考えました。
そして、この患者の言葉が、古代宗教「ミトラ教」に書かれた内容と一致しているのを発見したのです。
ミトラ教には、ギリシャ語で「太陽から筒がぶら下がり、その筒が西に傾くと東風が吹く」と書かれていました。
その患者は、もちろんミトラ教の事は知りません。
古代ミトラ教の信者の心にも、その話をした患者の心にも、同じような何か要素があった。この何かこそが普遍的無意識です。
数々の事例を無数に調べていくうちに、人類の心の深い部分に共通して存在し、普遍的なイメージがあるということが分かってきました。
その無意識は、深い部分では祖先の記憶だけではなく、現在の人や動物、植物もみんな繋がっているという考えです。