20/07/21 01:41:13.01 o1By4cjwN
>>309 つづき
上記の3番目の方法は、クーロンの法則によって示されるように、荷電群(荷電基)に対する力が周囲の材料の誘電率に
反比例するため重要です。電圧センサーの荷電群(荷電基)は、原形質膜の脂質領域にあります。膜の脂質部分の誘電率は
炭化水素溶媒の誘電率に似ていますが(41)、水の誘電率は炭化水素溶媒の誘電率よりも約40倍高くなっています(41)。
細胞外液の誘電率は、溶解した塩のため、水の誘電率の2.5~3.5倍となり(42,43)、細胞質の誘電率の測定値は細胞外液の
誘電率と非常に似ています。このことから、ほとんどの電荷が細胞内に存在する水相は、電圧センサーが存在する膜の
誘電率の約120倍であることがわかります。したがって、電圧センサーの電荷に対する力は、細胞内のほとんどの電荷に
対する力の120倍程度です。このことから、細胞内の他のほとんどの荷電群のEMFによって生成された力と電圧センサーの力
を比較すると、電圧センサーの力は約3000×120×20=720万倍の大きさとなります。[3000の数値はSheppard et al(34)に
よって認識されていることにも注意してください;120は誘電率の効果であり、20は電圧センサー内の電荷数です。]