18/10/11 07:37:46.51 7YkKb/Qs.net
創価学会崩壊願望は結構なことだけど、重要な見落としがあると思う。
アンチが気づいていない新宗教の強さの点、弱さの点というのは、教義の多様性が関わっている。
強い新宗教というのは、教義が多用。
更に教義が形而上のみではなく形而下まで敷衍している。
弱い新宗教は、教義が画一的。
そして、形而上に留まり形而下まで敷衍できていない。
創価や幸福の科学が強いのは、教義が宗教のみではなく、政治、文化、教育、芸術、科学、経済、文学などのあらゆる形而下分野とのリンクに成功できているから。
正宗や顕正が弱いのは、教義を本尊という板切れやその扱いという画一性を中心としてしまっている点。
形而下との繋がりが弱く、形而上にしか信仰を見いだせていない点。
この辺りは、オウム真理教の変遷が分かりやすい。
オウムは当初は単なるヨガ道場。
ただ、麻原はオーガナイザーとしての才能があって、ヨガを仏教やチベット密教や超能力や終末思想や科学と結びつけていった。
ヨガを、単なる美容と健康から、個人の解脱と世界の救済に結びつけることにより多様な体系を作り出した。
宗教学者の中沢新一や島田裕巳を感心させるくらいまでに。
ただ、麻原は人間の器が小さくてシャバ世界である形而下との融合が苦手だった。
政治進出に失敗したあとは、一万人会員を支えた教義の多様性を放棄して、末期は終末思想とヴァジラヤーナに頼るしか出来なくなった。
教義が画一化の方向に進むことは、その団体が追い込まれていることを意味する。
追い込まれると、組織防衛の為に攻撃的になる。
信徒や国民を攻撃に向かわせるには、感情に訴える為に教義のシンプル化が行われる。
真理王国の建設から、ハルマゲドンへの変化。
アジアの平和から鬼畜米英への変化。
末