23/02/11 08:28:06.09 y8c2hNWFM.net
どれだったんだろうなぁ
筋弛緩モニターを使用していて最も困ることは偽陰性となることである．横隔膜の筋運動が回復していても，母指内転筋でその回復を発見することが遅れ，咳嗽反射を引き起こすことがある．これは筋肉ごとの回復時間の違いによる可能性もあるし，単純に筋弛緩モニターの装着ミスの可能性もある．母指内転筋の方が横隔膜よりも筋力の回復が遅いことが知られており，母指内転筋で単収縮がみられなくても横隔膜は筋力を回復している可能性もある．薬物動態的見地から筋弛緩薬の血中濃度を予測する利点は，このような筋弛緩モニターの異質な挙動をチェックできる点にある．