20/03/19 17:46:52 9tUTEkEB.net
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では、新型コロナウイルスによる感染は、集団免疫ができるまで収束しないのでしょうか?
実は、集団免疫ができる前に感染を収束させる方法があります。
多くの人が感染する前に(上記の図の感染者数のピークが来る前に)感染を制圧することができます。
ここでカギを握るのが、感染率bです。
これを低く抑え込めば、感染者増加率 bS(t)I(t) が除去者増加率 cI(t) を下回り、感染者は減り始めます。
日本での感染対策は、このようにして感染拡大初期に感染を抑え込む戦略をとってきました。そして感染抑止成功の可能性が開かれつつあります。
第1に、感染確認者間の接触の有無のデータから、感染確認者の8割は誰にも感染させていないことがわかっています。
このため、感染者ひとりが新たに感染させている2次感染者の平均値は1を下回っていると考えられます。この状況が続けば、感染は収束に向かいます。
第2に、感染者を増やしている大きな要因は、閉鎖的な狭い場所での集団感染であることが確認されています(全国クラスターマップ)。
感染者がもっとも多い北海道ではライブバーと展示会、
感染者数2位の愛知県では福祉施設とスポーツクラブ、
感染者数3位の大阪府ではライブハウスでの集団感染が、感染者数を押し上げています。
また、感染者が急増した兵庫県では、医療施設、介護施設、こども園で集団感染が起きています。
このような集団感染を防げれば、感染は収束に向かいます。
第3に、手洗いやマスク、パーティなどの自粛、病院への安易な通院を控える、などの市民による予防行動が功を奏して、
感染率bはかなり低く抑えられていると考えられます。
新型コロナウイルスについての直接的な証拠はありませんが、インフルエンザウイルスの感染者数が激減しています。
この点で、医療施設での集団感染が続いている事態を重く受け止める必要があります。
病院は集団感染のホットスポットなのです。
以上のような結果から考えて、
今実施している対策を徹底し、市民がさらに予防行動に協力すれば、感染は抑え込めると考えられます。