20/03/18 16:49:00 OYYSYHUk.net
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英政府、独自の新型コロナ「集団免疫」戦略を修正へ
英国政府が出した新型コロナウイルス(SARS-CoV-2)に対する「集団免疫」アプローチは、
結果として25万人もの命を奪う可能性があり、保健医療機関の崩壊阻止にほとんど役立たないと、厳しく評価
この数日間で政府の専門家チームはようやく、その政策が「おそらく数十万人の死をもたらす可能性が高い」(25万人の死者を出す可能性がある)こと、
そして、保健医療システムが保有する患者への対応能力とリソースの最大8倍の需要に見舞われることになると認識するに至ったという。
感染症疫学を率いるアズラ・ガーニ教授は3月16日に、「集団免疫を獲得できると期待していましたが、
集団免疫アプローチでは事態に対処できないことがわかりました」と記者団に語った。
新たな報告書は代替策として、他の多くの国と同様に、一貫して感染者数を低く保つ積極的な政策でウイルスを抑制することを提唱している。
「今の目的は、感染者数の増加率を抑えることではなく、エピデミック(局地的な流行)を逆行させることです」
とガーニ教授は説明する。「数万人の死者で収まることを願います。数千人で済むかもしれません」。
コロナウイルスのワクチンが生産されて利用可能になるまで、隔離と社会距離の戦略を維持する必要があることも示唆されている。
ワクチンの生産には18カ月かかる可能性がある。インペリアル・カレッジの疫学者であるニール・ファーガソン教授は、
「この危機から脱する唯一の戦略は、ワクチン接種または他の革新的なテクノロジーです」と語った