18/05/16 02:12:28.65 1B871N0n.net
このように緩徐に減薬するならば、最初の減薬から0.25㎎錠が必要になる。ただしこの手の減薬の
ガイドライン(日本版)は、少なくとも私がその調剤薬局を退職した2年前の6月まではなかった。
現在はどのようになっているか不明だが、2014年10月の診療報酬による規制開始に向けた
2014年4月からの日本精神神経学会のe-ラーニングや、日本神経精神薬理学会などが、
ガイドラインを作って精神科医のみならず、非精神科医にも提供すべきだと思う。
さて、上記の減薬の仕方だと、減薬前を100%とすると減薬後は75%と66%の繰り返しになり、
これでも減薬幅が大きくて、離脱症状を感じてしまう患者も出る可能性がある。したがって、
以下①から⑥の各ステップを1週間ずつ行えば、半量にするまで6ステップ1か月半で
減薬できることになる。
もし、それでも速すぎれば、無理を感じたところで、1ステップ1週間に追加の1週間を加えればよい。
減薬順が昼→朝→夜は、夜から朝の時間が長いので最初は間隔の短い昼減薬、寝る前に若干
鎮静効果のあるベンゾを残すために最後に減薬(アシュトンマニュアル)
朝 昼 夜 1日量 変化量 実際の処方
1.0 1.0 1.0 3.0
① 1.0 0.75 1.0 2.75 91.6% 0.25mg錠*4錠*3回*6週 または
② 0.75 0.75 1.0 2.5 90.9%
③ 0.75 0.75 0.75 2.25 90.0% (0.25mg錠*2錠+0.5mg錠*1錠)*3回*6週
④ 0.75 0.5 0.75 2.0 88.9%
⑤ 0.5 0.5 0.75 1.75 87.5% ←表を作っておいて患者に②枚渡す。1枚は薬局保管。
⑥ 0.5 0.5 0.5 1.5 85.7%