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札幌の病院で麻薬帳簿紛失
札幌市厚別区の札幌ひばりが丘病院で、医療用麻薬を管理する帳簿が2年分なくなっており、三十数品目の麻薬の在庫が
書類上の数量と一致しないことが9日、関係者への取材で分かった。病院の管理がずさんだったとして、北海道厚生局麻薬
取締部が麻薬取締法違反の疑いで捜査している。
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ずさん管理 2年分の帳簿紛失 札幌の病院
高橋大賀院長は同日夜、記者会見し、管理が不十分だったと謝罪。当時の管理責任者に聞き取ったところ、帳簿に記載せず
麻薬を廃棄していた可能性があると明らかにした。帳簿の紛失原因については「誤廃棄したか、誰かが持ち去ったとしか考え
られない」と述べた。関係者によると、昨年秋に病院側が「在庫の数が合わない」と保健所に連絡。11月に北海道や麻薬取締
部が立ち入り検査したところ、2013年10月から2年分の帳簿がなく、他の書類との照合で、在庫が合わないことが判明した。
麻薬取締部は今年2月に捜査を開始。当時の管理者で16年6月に退職した30代の薬剤師と、後任の管理者で今年1月に
退職した50代の薬剤師らに事情を聴いている。13年秋の札幌市保健所による定期検査では、不一致は確認されていなかっ
た。病院によると、麻薬の在庫と書類上の数量が一致しなかったことについて、30代の薬剤師は「帳簿に記載せずに廃棄した
麻薬もあったと思う」と話している。
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