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2006年に京都市伏見区で起きた認知症の母殺害事件。
承諾殺人罪に問われ、有罪判決(執行猶予)を受けた長男(62)が14年8月、大津市の
琵琶湖で命を落とした。親族によると、自殺とみられる。
確定判決によると、長男は06年2月、伏見区の桂川河川敷で車いすに座る
認知症の母親(当時86歳)の首を絞めて殺害した。自らも刃物で首を切り自殺
を図ったが、助かった。
2006年2月1日。厳しい冷え込み。康晴は車椅子の母に防寒具をかけてやった。それから何時間か過ぎた。
「もうお金もない。もう生きられへんのやで。これで終わりやで」
康晴は泣きながら目を覚ましたばかりの母に語りかけた。
母親は「すまんな」「ごめんよ」と泣きじゃくる息子の頭を撫で、「泣かなくていい」と言った。
「そうか、もうアカンか、康晴。一緒やで。お前と一緒やで」
「こっち来い。こっち来い」
母に呼ばれた康晴が近づいたところ、額がぶつかった。
「康晴はわしの子や。わしの子やで。(お前が死ねないのなら)わしがやったる」
その母の言葉に康晴は「自分がやらなければ・・・・」と思った。
そして意を決し、車いすのうしろにまわってタオルで母親の首を絞めた。
絞め続けた後、苦しませたくないために首をナイフで切った
検察の取調べに片桐被告は、
「母の介護はつらくはなかった。老いていく母がかわいかった」
そして
「自分は母親を殺害してしまったけど、もし、もう一度、
生まれ変わっても、母の子に生まれたい...」
といった。