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株高など背景に業績は回復 一方、主力の自動車保険は苦戦が続く
損害保険業界は19年秋の金融危機の影響により、各社保有の有価証券が評価損に。
21年3月決算では最終赤字を計上する企業が12社中7社にのぼりました。
平成22年以降は業績が回復基調に。平成24年には株高などの影響も追い風となり、
業績もリーマンショック前の水準まで回復しました。
しかしながら、高齢者ドライバーによる損害率の増加と若年層のクルマ離れによる影響により、
主力の自動車保険は苦戦状態。今後の本格的な市場拡大の道筋は描けていません。
大型再編は一巡 メガ損保3強時代へ
国内市場の縮小を背景に、損害保険業界では大型再編が相次いで行われました。
三井住友海上グループHDとあいおい損害保険、ニッセイ同和損害保険の3社は
2010年4月に経営統合し、MS&インシュアランスグループホールディングスが発足。
さらに、同年10月には傘下のあいおい損害保険とニッセイ同和損害保険が合併し、
あいおいニッセイ同和損害保険へ。また、2010年4月に損害保険ジャパンと
日本興亜損害保険が統合統合し、NKSJホールディングスが発足。東京海上HD
を合わせメガ損保3強時代に突入しました。
国内の大型再編が一巡した損害保険業界。
今後は今、主力の自動車保険、火災保険事業の強化が一層求められます。