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リメイク版・ドラクエ3 販売数は絶好調も「男・女」が「ルックスA・B」に止まぬ批判“オールドファン”の声が大半か
1988年にファミリーコンピュータ用のソフトとして発売されたドラクエ3は“シリーズ史上最高傑作”との呼び声も高く、リメイク版ではスクウェア・エニックスが開発したドット絵と3DCGを融合した独自のグラフィック表現「HD-2D」が用いられている。発売前からファンは大きな期待を寄せ、発売初週はSwitchで64万本、PS5で18万本の計82万本を売り上げたと発表されている。ところが、実際にプレイしたユーザーからは非難の声が上がっているようで……。
「特に指摘する声が多いのは、性別の廃止です。これまでは『男・女』と表記されていた性別の表記がなくなり、『ルックスA・ルックスB』に変更されました。LGBTQをはじめとする多様性に配慮した変更とみられ、女性キャラクターの露出も過去作よりおさえられたデザインになっています。
また、2024年10月下旬以降は、アプリゲームの『ドラゴンクエストウォーク』、オンラインゲーム『ドラゴンクエストX』で、ホロゴーストというモンスターの名前が『シルエト』に変更されています。言わずもがなですが、これはホロコーストを連想させることを避けるためだと思われます」(ゲームライター)
こうした諸々の変更が続いていることに、X上では、
《場所毎に変えるのは大変なんだろうけど、性別とか名前とかは文句言ってる場所だけで変えて欲しい》
《ポリコレの言う通りにして売上上がるならいいが、むしろ冷める人の方が多いんじゃないのか?》
《グローバル化という単語に騙されて足元が見えてない感じだな。元々のユーザーやファンを切り捨てて何がグローバル化だ。スタッフには頭を冷やして貰いたい》
などと残念がる声や、失望の声が多くあがっている。
「性別変更に関しては、今回のドラクエ3以前にも『ドラゴンクエストウォーク』で2021年に性別表記が廃止となり、以後、『タイプ1・タイプ2』が定着しています。今回のドラクエ3もこれに続いた形となりましたが、ドラクエシリーズの生みの親である堀井雄二氏は、こうした『配慮』による変更について、2024年9月に東京ゲームショウでおこなわれた対談のなかで『男・女にして誰が文句を言うのだろうか』と疑問を投げかけています。
ドラクエシリーズは、今や海外ファンが非常に多く、世界各国で人気の作品です。国によって規制の基準は様々ですが、ゲームのグローバル化が進めば進むほど、表現の規制という問題を避けて通ることはできないのかもしれません。2025年にはHD-2D版『ドラゴンクエストI&II』の発売も予定されているので、ますます“配慮”が進むのは間違いないでしょう。
こうした配慮に対する疑問の声は、“オールドファン”からのものが大半でしょうね。元祖ドラクエシリーズをプレイしているファンからすれば、新たな変更は規制だと感じるのでしょう。とはいえ、オリジナルの発売から30年以上経っているわけで、今回のリメイク版で初めてドラクエに触れる人には違和感がないはずです」(同前)
これも時代の流れというやつか。
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