24/11/21 09:30:33.68 pUzqVi18d.net
ソニーにとって魅力があるのは、出版の存在だ。国内の出版社は、漫画や小説などの原作提供を通じてエンタメ業界に大きな影響力を持つ。しかし、講談社、小学館、集英社と大手はいずれも独立している。
KADOKAWAは漫画出版では3社に及ばないが、ライトノベル分野では業界トップ。ライトノベルは、いま漫画と並んでアニメや映画、ドラマの重要な原作となっている。ソニーはKADOKAWAを通じて、エンタテイメントの中核となる原作を手に入れることが出来る。
もし買収が実現すれば、ソニーグループには「映画」「音楽」「ゲーム」「アニメ」そして「出版(マンガ・ラノベ)」が並びエンタテイメント事業はより強化される。
KADOKAWAにとって、買収されるメリットは何なのであろう。実はここがはっきりと見えない。もちろんソニーと組むことで、より大きなグローバルビジネスを目指すことは出来る。
たとえばアニメ業界はいま、業界が成長するなかで大手企業のパワーゲームの様相を呈している。ソニーやバンダイナムコ、東宝などが周辺企業を巻き込むことで急速に巨大化している。これに対抗するよりも、むしろグループとして連携するとの選択はある。
ただ出版を除けば、KADOKAWAの映画、ゲーム、アニメの各部門はソニーグループの同じ事業部門より規模が劣る。両社で協力するにしても、強い立場とは言えない。
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