20/04/27 18:24:56.40 6E1azoca.net
れいちゃんの胸に耳をあてたら……。
トク、トク、トク。
聞こえる心臓の音。
誰もがママのお腹の中で聞いた、あの懐かしい音。
もっともっと、れいちゃんに近づいて、求めあったら……。
僕とれいちゃんがどんどん仲良しになったら、耐えられなくなって……うん、逝く。
赤ちゃんの素をぜんぶ、れいちゃんに注いじゃうんだ。
そして、僕とれいちゃんの【いのち】が紡がれて、絡み合って。
もうひとつの【いのち】が降りてくるんだよね。
僕はれいちゃんのすべすべのお腹を、ツー、と指でなぞって、赤ちゃんのお部屋を、トン、トン。
君のパパとママは、早く君に会いたくて、つい急かしちゃうのかもね。
でも、れいちゃんのお腹の「赤ちゃんのお部屋」は暖かくて柔らかくて、そしてれいちゃんの心臓のトク、トク、トク。
ずっとそこに居たいよね。