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引用元:佐賀新聞 2016年06月17日 09時35分
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■「一神教の歴史理解を」
中央省庁の佐賀県出身者や県内勤務経験者でつくる「かすみがせき佐賀会」(座長・中尾清一郎佐賀新聞社社長)の第67回例会が16日、都内の日本プレスセンターで開かれた。「逆説の日本史」シリーズで知られ、新たに「逆説の世界史」に挑む作家の井沢元彦さんが「キリストとイスラム」と題して講演。中東で続く紛争やテロの「なぜ」をひもときながら「混迷を深める世界情勢を理解するには一神教の根源的対立を知る必要がある」と語った。
井沢さんは、キリスト教とイスラム教の対立は成立時から始まっているとし、イスラム教の聖典コーランとダンテの「神曲」の一節を対比させながら対立の深層を分析した。
「イスラエル建国や石油の存在が事態をより複雑にし、イスラム側には科学技術の進歩の遅れに対するいら立ちもある」と現代へと続く紛争に言及。さらに「多神教信者が多い日本人には分かりづらいが、世界人口の半分はキリスト、イスラム教徒。一神教の歴史を知っておかないと真の国際親善、相互理解などできない」と日本の学校教育の欠陥も指摘した。
例会は約50人が参加。懇親会では中尾座長があいさつし、県首都圏事務所の尊田重信所長による乾杯の音頭で歓談した。
かすみがせき佐賀会の例会で、「キリストとイスラム」と題して講演する作家の井沢元彦さん=東京・内幸町の日本プレスセンター
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