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太平洋戦争から生還した宮古市出身の９０代の男性が心の支えにしていた『日章旗』が２日、７０年の時を超えて本人の手に戻りました。『思い出の日章旗』が手元に戻ったのは、宮古市出身で現在、宮城県に住む遠藤勝太郎さん（９４）で、出身地・宮古市鍬ヶ崎地区で、保管していたマーシャル諸島在住のトラウィーク夫妻から直接、手渡されました。
日章旗には、父親や兄のほか、友人や近所に住む人の激励の言葉が刻まれています。遠藤さんは、船舶の機関士としてニューギニアの戦線に加わり、混乱の中で、この『心の支え』と離れ離れとなりましたが、様々な人・時を経て、『旗』がトラウィーク夫妻に渡り、今回、アメリカのＮＰＯ法人の支援で戻されました。再会は実に７１年ぶりです。
■遠藤さん「感無量でありがたい。戦争のない国にしなければならない。」
トラウィーク夫妻も「こうした活動が戦争のない世界を実現するきっかけになれば」と話していました。
[ 6/2 18:58 テレビ岩手]
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