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食肉工房が開発
中津市耶馬渓町の耶馬渓食肉工房「ちょろく」(大江真郷組合長、6人)は、
イノシシとシカ両方の肉を一度に楽しめる「耶馬渓 猪鹿(ちょろく)カレー」を
開発した。異なる肉が織りなす独特の風味と食感が特徴。同工房は「ジビエ
料理の幅が広がるきっかけになれば」と期待している。
食肉工房「ちょろく」は2010年、任意組合として結成。市の助成を受けて
加工施設を整備している。捕獲数増加につなげようと地元猟友会から獣肉を
購入し、食用に加工、販売している。
カレーの製造は、福岡県の食品会社に依頼。材料のイノシシ肉とシカ肉は
同工房で加工している。ブロックのイノシシ肉と、ミンチのシカ肉が計50グラム
入って食べ応え満点。野菜は大分県産にこだわり、ピリ辛味に仕上げた。
工房近くの食堂「耶馬の里料理 天雲龍」(大江龍馬店長)で試食会が開かれた。
新貝正勝市長は「臭みがなく、しっかりとした味わい」と感想。「イノシシとシカを
食用資源として活用できれば大きな産業に発展する」と期待を込めた。
同工房によると、市内では年間約4千頭が捕獲されるが、ほとんどが埋設さ
ている。猟師や流通関係者でつくる「大分狩猟肉文化振興協議会」の会長を
務める大江龍馬店長は「捕獲、加工、販売のルート確立が大切。獣肉のおいしい
食べ方を提案することで、需要を高めていきたい」と話した。
カレーはレトルトタイプ(180グラム)で540円。天雲龍、町内の「旬菜館」、
同市加来の「道の駅なかつ」で販売している。
安心の大分合同新聞
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