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信州春村時貞の乱(しんしゅう はるむらときさだのらん)
「えッ?」
「誰それ知らんよ」
「おれ歴史けっこう詳しいねんけど、それは知らんなあ」
ごもっとも
ごもっともであります
というのは、信州春村時貞はHIDEチャンが考案したオリジナル武将
実在しない武将ゆえに、「日本史のテストは俺ほぼ90点代やったわあ」
「日本史だけなら早慶も受かっとったのにィ」というDTME諸君ですら知らないのは当然
信州春村時貞は山梨県北部の「高杉りんご村」を拠点とす武田側の武将
武田の家臣とはいえ、独自に越後上杉とも交流の深かった家柄である
そんな信州春村時貞は、川中島の合戦前夜、上杉に戦いをやめるよう説得するため
400の騎兵を率いて本丸子付近で上杉武将、熊川五郎座衛門と対峙
だが熊川は春村の説得に応じることなく春村の軍勢に向かって一斉に矢を放った
この小競り合いで戦死した春村家臣、森三郎四郎の亡骸を前に、ついに春村は上杉との全面対決を誓う
そんな折、武田の本体はある危険な賭けに出ようとしていた
「キツツキの作戦」である
山本勘助が考案したこの「敵をつつけば出てくるだろう」というあまりに安易な作戦を知った春村は
今すぐその作戦を中断するよう武田本陣へと伝令を飛ばす
「そんな子供じみた作戦が通用するほど甘くない!」
だが昼夜を問わぬ伝令の決死の強行も間に合わず、武田信玄は勘助の案を採用してしまう
こうして信州の明暗を決する川中島の決戦が始まってしまった
続く