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青柳菜摘さんの全裸のすすめ 「きる」ことで得る他者とのつながり
2024/11/30 12:00
「きる」ことは、全裸になることである。きる、というのに裸になるとはいかに、と思うかもしれないが、
ここでは服を着る、のではなく、切断するという意味での切る、について書いてみたい。
詩や映像作品を創作するアーティストの青柳菜摘さんに、「きる」という動詞を手がかりに、日常で感じること、考えてきたことを寄稿してもらいました。
とは言いつつ、服を脱ぎ捨てて全裸になることの話から始めてみる。
銭湯、温泉や、サウナなどの大衆浴場では、見知らぬ人たちが公園や街を歩いているときと同じように、
でも全裸になって、思い思いに佇(たたず)んでいる。
わたしはその様子を見るのが好きである。
とくにお湯につかってのんびりする時間よりも、
「外気浴」として、屋外に出て、外気とわたしを遮断する「服」なるものを纏(まと)わず、椅子に座って空気と一体になる時間は、そこでしか経験できない。
全裸になって見知らぬ人と一緒に外気浴することは、日頃気にしなければいけない他者とのつながりや社会的立場から自分を「切り離す」ことなのである。
以下ソース 有料記事あり
URLリンク(www.asahi.com)