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「仏様が見てる、ツキ回りそう」お寺で健康マージャン テレビゲーム大会など企画、地域の癒やしの場に
ライフスタイル
2024年6月1日 08:01
岐阜県安八町西結の覚成寺が、本堂でマージャンを楽しむ催しを開き、町民らの憩いの場となっている。
行われているのは「金を賭けない、酒を飲まない、たばこを吸わない」が決まりの「健康マージャン」。
認知症予防や生きがいづくりになるとして近年、愛好者が増えており、
副住職の大平ゆう子さん(56)は「地域の皆さんが寺に来て、健やかな生活を送るきっかけにしてほしい」と話す。
「ロン! 千点です!」「2人もリーチしたのに、うまいこと逃げ切ったなあ」
5月下旬のある日、本堂にはお経ではなく、ジャラジャラと牌(ぱい)を混ぜる音が響いた。
正方形の卓を囲み、世間話を交えて熱戦を繰り広げる8人の男女。
手元の牌を眺めて思案していた参加者の一人は、後方にある仏壇に目をやり
「仏様が見てくれてるし、ツキが回りそう」と笑みを浮かべた。
同寺は8年前から、「たまには寺で心身を落ち着かせる機会を持ってほしい」として「たま寺」と名付けた企画をスタート。
子ども食堂やテレビゲーム大会などを通し、地域コミュニティーの中に寺を組み込むことを試みてきた。
従来の参加者は女性や子どもが多かったため、男性向けの企画として健康マージャンを追加。
使わない卓や牌を持ち寄って5月上旬、開催にこぎ着けた。
参加した早野百合子さん(55)=大垣市大井=は数カ月前に健康マージャンを始めたばかり。
「マージャンには酒やたばこのイメージが強くて遠ざけていたが、やってみて魅力が分かった。
(寺の)和やかな雰囲気でできるのはありがたい」と笑顔を見せる。
町内の高齢化が進む中、「頭を使って手を動かすことは、認知症の予防にもなる」と大平さん。
近年は寺に集まる習慣も減っているため「寺が身近になり、皆さんが楽しめて、心のよりどころにしてもらえる取り組みを行いたい」と話す。
健康マージャンは毎週火曜日午後1~3時。参加費は1日200円。
URLリンク(www.gifu-np.co.jp)