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「生意気な若い子がいないか」パチンコ店で男性をバールで殴ったとされる男の裁判
2023年10月26日 18:17
名古屋市のパチンコ店で男性をバールで殴り、けがをさせたとされる74歳の男が、裁判で犯行について「生意気な若い子がいないか店内を探した」などと述べました。
傷害の罪に問われているのは、住所不定、無職の中野和成被告(74)です。
起訴状によりますと中野被告は2023年6月、名古屋市中区のパチンコ店の立体駐車場にあるエレベーターホールで、
男性客(当時25歳)の頭部をバールのようなもので殴ってけがをさせたとされています。
その後、中村区のパチンコ店でも男性客(当時24歳)の頭部をハンマーのようなもので殴ってけがをさせたとされています。
26日に行われた被告人質問で、中野被告は弁護側に中区で犯行に及んだ経緯について聞かれると
「若者と肩が当たった後、こっちを見て笑っているように見えイライラした」と述べました。
中村区での犯行については「余計にイライラして、けんかになってもいいという気持ちがあって生意気な若い子がいないかと店内などを探した」と述べました。
検察側に犯行に及んだ理由について聞かれると「自分は年寄りで若者からバカにされるし、イライラというかムカムカした」と述べました。
検察側は「無差別的かつ通り魔的な犯行で悪質」として、懲役3年を求刑しました。
弁護側は「いらだちによる突発的な犯行だった」として、執行猶予付きの判決を求めました。
判決は11月21日に言い渡されます。
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