19/02/09 18:43:00.68
全世界で累計1400万人以上がプレイ(※)しているスクウェア・エニックスのMMORPG
「ファイナルファンタジーXIV(以下、FFXIV)」が、思わぬ形で世界の注目を集めている。
昨年12月21日、パッチ4.5を今年1月8日に実装すると発表した際、プレイヤーにとっては
想定外のコンテンツが紹介された。それが「ドマ式麻雀」だ。ドマはゲーム内に登場する
東方の国。そこの人々が楽しんでいるものが、日本でもファンが多い麻雀、というわけだ。
この「ドマ式麻雀」追加を発表した直後、アメリカのGoogle検索2位に「mahjong rules」が
ランクイン。さらに、実装後もアメリカだけでなくヨーロッパ、そして日本のプレイヤーが、
続々と麻雀がプレイできる「ゴールドソーサー」へと詰めかけ、24時間いつでも、ほんの数秒で
4人がマッチングされるほどの大ブレイク中だ。
自身も麻雀ファンであるという、同作のプロデューサー兼ディレクターの吉田直樹氏に、
麻雀導入の経緯と、反響への印象を聞いた。
URLリンク(image.news.livedoor.com)
2013年8月末に正式サービスを開始したFFXIVも、今年で新生から6年目。日本を代表するRPG
「ファイナルファンタジー」シリーズのMMORPGとしては2作目で、
これまでも世界中の人々を楽しませるために、アップデートの度に大量のオリジナルコンテンツを
投入してきた。もちろん評価はされてきたが「今の時代は、遊びたいものをチョイスして遊ぶ、
時間を使う時代なんです」と、多くのプレイヤーに刺さるコンテンツを生み出す苦しさも感じてきた
5年だった。現在のパッチをやり尽くしたプレイヤーに、次のアップデートまで何をして過ごしてもらうか。
ゲーム内で生まれたコミュニティ、日々会話する仲間と、何をしてもらうか。そんなことを考えた。
思いついたのは、世界中の人々が楽しめるゲームコンテンツの搭載だった。
「莫大なリソースをかけたとしても、多くの人にキャッチーに刺さるものを作るのは当然難しい。
オリジナルコンテンツにも、どうしたって好き嫌いはあるので。だったら、世界中の人々が認めていて、
ある意味バランス調整も終わっていて、僕らが無理にルールを教えなくてもいい、そんなものがあればと
思いました」。実はFFXIVをプレイしつつ、2窓(パソコンのウインドウを2つ開く)にして、
麻雀を楽しむプレイヤーがいることを知っていた。
「世界中のことを考えたら、まずはポーカーなんですけどね。でもポーカーを実装しただけで、
ゲームがギャンブルと見なされてしまう国もあって、レーティング機関の認可を得るには何年もかかってしまう。
そこで麻雀にしようと思ったんです」と、プロジェクトマネージャーチームに麻雀実装への調査を指示した。
「みんな、『はっ!?』って感じでしたけどね(笑)」。早速スタッフが調査に乗り出すと、
ゲームにおいて麻雀を“ギャンブル”としている国はなかった。ここがドマ式麻雀誕生に向けたスタートだった。
URLリンク(image.news.livedoor.com)
(>>2~続く)
URLリンク(news.livedoor.com)