【はんなり】京ことば【おこしやす】at DIALECT
【はんなり】京ことば【おこしやす】 - 暇つぶし2ch412:名無す
15/12/31 18:12:04.28 48iMrtXG.net
>>411
最近の京都人はろくすっぽ自分の方言についての理解も乏しいからあんま責めたんな
これも時代の流れや
付言しておくと
■西日本方言
・存在を表す動詞としては「いる」という単語は無く(標準語からの借用は除く)「おる」のみが存在する。例:高橋くんがおる(高橋くんがいる)
・この「おる」は無標表現で、誰を主語にしても使えるニュートラルな語である。例:先生がおる(先生がいる)
・この「おる」を助動詞として用いて進行相の「よる」と完了相の「とる」のアスペクト対立を形成する。例:花が散りよる(花が今散りつつある)VS花が散っとる(花が既に散ってしまっている)
■京阪方言
・存在を表す動詞には「いる」と「おる」の両方が生得的に存在する。
・前者の「いる」が無標表現で、誰を主語にしても使えるニュートラルな語である。例:高橋くんがいる(高橋くんがいる)
・他方、後者の「おる」は有標表現で、その基本的な用法は話し手が主語を卑下している事を表す事である。例:山田がおる(山田がいやがる)
・「いる」を助動詞として進行と完了どちらも包括的に表す「ている」→「てる」という表現がある。例:高橋くんが走ってる(高橋くんが走ってる)
・西日本方言のような助動詞の形態を使ったアスペクト対立は見られない。
・「おる」を助動詞として主語のあらゆる動作を卑下する事が出来る。 例:山田が来よる(山田が来やがる)
・「てる」の卑下表現としては「ておる」→「とる」を用いる。 例:山田が走っとる(山田が走ってやがる)
これが正しい方言理解なんやけど、最近の阿呆な連中は言葉の乱れが酷いから
「『おる』が関西の魂やねん!!!」みたいな恥ずかしい勘違いをして濫用すんねんなあ


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