11/09/11 17:39:32.98 ocAeFkcF.net
伊吹島を、「平安時代の京阪式が残っている」というのは誤解を招く。
例えばこの論文の13-14ページに伊吹島方言の体系がやや詳細に述べられている。
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院政時代の京都アクセントは、高起下降式と低起上昇式の2式、それに下げ核と昇り核の2核で解釈される体系。
現代の京都アクセントは、高起平進式と低起上昇式の2式、それに下げ核の1核で解釈される体系。
現代の伊吹島アクセントは、高起平進式と高起下降式と低起上昇式の3式、それに下げ核の1核で解釈される体系。
例えば「山」「山が/頭」などは、院政時代の京都では低低、低低低だったが、伊吹島では高中、高高中になっている。
また、21-22ページではこう述べている。
「しかしながら,私は,伊吹島方言が祖語だとも,ましてやその祖語が伊吹島に話されていたとも一度も主張して
いないのである.伊吹島方言は,祖語(祖体系)に立てられる「類」の区別をほとんどそのまま保持している点では
「古い」とするが,その中で「音調型」の大転換が起こったものと見ているのである.型の区別はかなり古い特徴を保つが,
型の姿(音調型)は完全に「新しい」としている以上,伊吹島方言が祖体系そのものであると主張しているはずがない.」