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札幌市 新年度予算案1兆円超に
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札幌市が新年度予算案を発表し、社会保障に関する費用が膨らんだことなどから、一般会計の総額は過去最大となり、初めて1兆円を超えました。
札幌市の秋元市長は2日に記者会見し、子どもの育成、女性活躍、経済対策を柱とする新年度・平成30年度の当初予算案を発表しました。
それによりますと、一般会計の総額は1兆116億円と初めて1兆円を超えました。
今年度の当初予算と比べて151億円、率にして1.5%増え、過去最大となります。
歳出では、子どもや高齢者、障害者などへの社会保障に充てる保健福祉費が最も多く、156億円増えて3813億円、
次いで、市職員の人件費など職員費が1572億円、再開発事業や公共施設の建設費など土木費が1033億円、市の借金を返すための公債費が866億円、
中小企業への貸し付けなどの経済費が823億円などとなっています。
主な事業としては、待機児童の解消に向け保育所を整備する事業者への補助に43億7800万円、女性の多様な働き方を支援する相談窓口の運営に5800万円が計上されています。
また、道路などの除雪のために201億6000万円、2020年の東京オリンピックなどに備えた札幌ドームの改修費用として14億1400万円、
札幌市が招致を目指す冬のオリンピック・パラリンピックに向けた調査費として1億1100万円が盛り込まれています。
札幌市は、この予算案を今月20日から始まる定例の市議会に提出することにしています。
札幌市の秋元市長は2日の記者会見で、「子どもの支援を政策的に強めていて、必要な関連の予算を積んだ結果、1兆円を超えた」と述べました。
その上で秋元市長は、「これから札幌市も市が所有する建物の更新時期になるので、財政規律的に見て建設事業をどの程度に抑えていくのか、
財源の見通しと支出を考えながら、中期的計画を作って予算を見ていく」と述べました。
【予算案のポイントは】
新年度予算案は、「子育て」や「経済」の対策強化という、秋元市長が就任当初から強調してきた考えが色濃く反映されたものといえます。
このうち「子育て」をみますと、保育所を整備する事業者への補助など、関連予算は合わせて1720億円計上され、
この5年で実に30%増えました。
こうした事業費を含め、高齢者や障害者などへの社会保障に充てる「保健福祉費」は3813億円と、今年度に比べて156億円増えました。
一方で、一般会計の総額では初めて1兆円を超え、過去最高となりました。
全体のうち、一般会計総額の全体に占める自主財源の割合は45.8%で、半分以上が国や道からの財源です。
自治体の自主財源の余力を示す指標に「財政力指数」があります。
これは、数字が高いほどその自治体の自主財源の割合が高く、財政状況に余裕があることを示します。
札幌市は昨年度、0.73と、20の政令指定都市のうち、熊本市についで下から2番目となっていてます。
また、市の借金に当たる「市債」も今年度並みの1137億円発行する予定で、残高は、新年度には1兆7289億円となる見通しです。
今後、少子高齢化の進展や、2020年に政府が目指している保育料の無償化などを背景に、社会保障費は今後も増加が見込まれます。
さらに札幌市では、40年余り前の札幌オリンピックの時に建てた建築物の老朽化が進んでいて、その更新にかかる大型の費用を組み込むのも避けては通れません。
こうした歳出の増加と、財政の健全化といった天秤をどのようにバランス良く保っていくのか。新年度予算案を審議する市議会でも論戦が交わされる見通しです。