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【北海道】経済戦略10~原油価格高騰~【札幌市】 - 暇つぶし2ch16:名無しさん@お腹いっぱい。
18/01/23 21:37:36.14 C6YAkACN.net
賃金上昇が加速するフェーズはもう終わった 「生産性・賃金循環図」から現状と課題を探る
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「生産性」と「賃金」のサイクル
 企業の生産性が向上してから賃金が上昇するまでに一定のタイムラグがあるのであれば、両者の伸び率は「循環図」として描けるだろう。
具体的には、横軸に企業の生産性の代理変数として「企業収益(1人当たり)の伸び率」をとり、縦軸に賃金の代理変数として
「企業の人件費(1人当たり)の伸び率」をとって、両者の関係を散布図上にプロットしてつなげていけば「生産性・賃金循環図」となる。
 たとえば、まず、第1のフェーズでは企業収益の伸び率が加速を始めても、人件費はすぐには改善しない。
賃金が上昇するまでには一定のタイムラグがあると考えられ、第2段階で企業収益も人件費も伸び率がプラスとなるフェーズに入る。
人件費の伸び率はプラス幅を拡大するものの、景気のピークが近くなると企業収益の伸び率は鈍化していくだろう(人件費の増加が企業収益を圧迫すると考えることもできる)。
 その後、第3のフェーズに入ると、企業収益の伸び率はマイナスとなる一方、賃金はタイムラグをもって変化することに加えて賃金の下方硬直性によって、
人件費はすぐには減らないまでも、プラスの伸び率が徐々に鈍化していく。
企業収益のマイナス幅がさらに大きくなると、いよいよ人件費が削られる第4のフェーズに入る。
その後、景気回復と人件費の削減効果によって企業収益は徐々に改善し、第1のフェーズに戻る。この循環図を「生産性・賃金循環図」と呼ぶ。
 日本の「生産性・賃金循環図」を作ってみると、2013年6月から直近にかけて1つのサイクルを作ってきたことがわかる。
 消費税率引き上げ前の駆け込み需要などが企業業績にはプラスとなり、2014年3月に経常利益の伸び率がピークとなったが、
その際にはまだ人件費の伸び率は低いままだった。その後、人件費の伸び率は徐々に高くなりながら循環図上を進んでいった。
足元では経常利益が再び伸び率を高めているものの、人件費は伸び悩みやすいというフェーズにある。
 つまり、循環図上では人件費の伸び率が最も加速するフェーズはすでに過ぎた可能性が高い。
循環図の傾向からは、2016年にかけての小幅な人件費の伸び率が最大であったことが示される。
今後は人件費の伸び率が加速するよりは鈍化していくことを懸念すべきだろう。
問題は「生産性・賃金循環図」の「下方シフト」
 日本の「生産性・賃金循環図」は過去の景気循環に合わせていくつものサイクルを作ってきたが、賃金の伸び率が高かったバブル期など
と比較すれば循環図は下方シフトした状態にある(人件費の伸び率が低下した状態)。
グローバルな競争などによって構造的に人件費を抑制するような圧力が強まっていることなどが要因だろう。
2000年代前半の局面と比べれば上方にシフトしているものの、一段と高い賃金の伸び率を期待できる状況にはない。
 また、循環図上の動きにも変化がある。過去に大幅に賃金が上昇していた時代と比べると、循環図上の動きが上下に潰れている。
1980年代後半のサイクルでは、楕円形の縦横比は人件費の変動幅が4.0%ポイントに対して、収益の変動幅は約6.6倍の26.2%ポイントだったが、
2013年6月以降では1.6%ポイントに対して約9.7倍の15.5%ポイントと、楕円が大きく潰れている。
これは、逆に、経常利益の変化に対して人件費の伸び率が動かなくなってきたことを示している。
 いずれにせよ、「生産性・賃金循環図」からは日本の賃金が急に伸びるような兆候は見られない。


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